あんまり言いたくないことなのだけど。
 書かないと整理がつかないので、つらつらと。

 
 最初はよく知らなくてはーとうとうシングル出るんだ、というスタンスだったのに、気がつけば密林さんでぽちっとしていたのは、CWに『ムラサキ』が入ると知ったから。
 
 ものすごく悩みに悩んで参加していた海賊帆。回数的にも一番行きました。
 あのコンサートのなかで、そこだけはとにかく無条件に好きだと言えたのが、赤西のソロである『ムラサキ』だった。
 
 だからこの曲が音源化されるなら、買わずにいられない、と思ったのです。
 あの頃を思い出せる(それも画面を見ないで曲だけを聴ける!)というのは、もうないかもしれないことだったから。
 
 
 デビュー前のかつーんを好きだったことが、楽しかったのかと言われると、正直良くわからない。いつもなんだか鬱々としていて、でも曲を聴いたらすごく好きで、どうしたらいいのかよくわからなくて、追い詰まっていたことも多々あって。
 一つだけ確実なことは、もう二度とあんな想いはできないし、やれないし、やりたくない、ってことだろう。
 あんなバカはもうできない。
 それだけは確実。
 
 自分で選んで、すり減って、もうだめだ、って思ったから、まともに追いかけるのはやめた。
 好きだってことが楽しくない、ってのはちょっと不健全だから。
 
 でも、今、またあの曲を聴いて。
 瞬間的に蘇った気持ちと空気に、打ちのめされる。
 
 好きだったんだ、好きだったんだ、好きだったんだ。
 
 今はもういないけど。
 今はもうないけど。
 
 
 最近の5人の曲を聴いて、ほんとうならここにあの子の声が来るんだ、って思ってさみしくなって、ひとりで歌ってるのを聞いて、聞きたいのはこういうのじゃないんだよな、って思って、それって間違ってるのはわかってるんだけど、でもやっぱりだめなんだよ。
 
 私にとって、KAT-TUNは、6人だったの。
 好きと嫌いが混ざり合って、ギリギリな感じで。
 

 だからこんなことになっていてとてもかなしいんだ。
 発表されたときより、今のほうがずっとずっと、かなしい。
 
 ずっとずっと、ずっと。