ザレゴト

 
 今頃になって、お師匠様におねだりして、『Queen of Pirates』と『Break the Records』のDVDを見せていただきました。

 ネガティブなので、たたみます。
 
 

 
 もう、こんなステージは二度と見られないんだ、と思って。
 それがものすごく悲しくなった。
 
 2000年に、赤西仁って子がいるんだよ、って教えてもらって。
 隣にいた田口淳之介って子と一緒に(笑)、それから当社比でかなり力入れて見ていたんです。
 デビューするまでにあまりにも色々ありすぎて(笑)、デビューと同時に燃え尽きて(笑)、それからは遠くから、でも遠くからそっと、見ていたわけです。
 
 私はおそらく、この界隈で言うところの相当な「ユニット担」的なひとで、全員揃ってる、のが好きなのです。
 少なくとも、ゆーあんどじぇーの3ちーむは、全員じゅにあの頃から見ていたひとたちで、色々あっても、一緒に仕事してくれてるのが嬉しかった。
 自分が単独行動者なので、ちーむで動かざるをえない、動くことのできる、彼らが好きでした。
 
 『Queen of Pirates』は、疲れてて申し込まずにいて、後からの評判の良さにいかなかったことをものすごく後悔したコンサート。
 DVDで見たら、確かに絶賛されるのがわかるくらい、これはすごく良かった。衣装もいいし、曲構成も照明もコンセプトに沿って魅せることをきちんと考えている良いコンサートでした。
 そこに、赤西がいるのが、とても良かった。
 
 あんまり言いたくないのですが、多分、じゃにーずで一番、歌声とダンスと顔つきが好きなのは、赤西なんだろうなと思う。
 
 でも、それは、かつーんという枠の中に在るからなんだ、とばんでーじのMステライブを見て思ったのです。
 赤西個人は、ああした路線のほうが好きかもしれないけど。
 私の好みは、そっちじゃないんだ。それを好きだというなら、それもわかるけど、私は違うんだ。
 
 仲良くしてくれなくていい、方向性なんて違ってていい、だってそんなの、最初から知ってる。
 でも「KAT-TUN」という枠の中に、あなたにいてほしかった。
 
 違う道を選んだことを、責めたり怒ったりしたいのとは、ちょっと違う。
 だって相手は赤西仁だ。
 もう何百回だって言ってる。言ってきた。
 だってしょうがない。赤西なんだから。それが赤西なんだから。
 
 でも。
 ただ、悲しい。
 
 赤西仁が引き出す赤西仁しか見られなくなってしまう。
 亀梨が、田口が、聖が、上だが、中丸が、良かれ悪しかれ引き出す、引き出してしまうカオが見られなくなってしまうのが。
 かっこつけた赤西仁だけが見たかったわけじゃない。
 化学反応、連鎖反応、そんな感じで、思いもよらない顔が見られる、そんな瞬間が見られなくなってしまうのが。
 
 ただ悲しい。
 
 そんなの、百も承知だろうけど。